中国共産党中央軍事委員会に「軍事訓練模範大隊」の称号を授与された第二砲兵ミサイル旅団発射大隊の士官と兵士たちはこのほど中国国際放送局を訪問、取材を受けた。同大隊の李保国政治教導員によると、入隊した大学生兵士たちは部隊戦闘力の向上に重要な役割を果たしているという。
李教導員の紹介によると、ここ数年間、軍隊に入る大学生はますます増えている。2009年だけで、この大隊に入隊した大学生の兵士は13人に達した。現在、大隊の中で、大学生は40%を占めている。また、若い兵士たちは実戦のシュミレーション、特有の装備を持つ訓練システムを開発した。この大学生、修士、博士などの人材によって編成される大隊は、部隊戦闘力の向上、特に独立してミサイル発射のテストを行う能力の育成に重要な役割を果たした。
2009のデータによると、大学卒業以上の学歴を持つ士官は78.7%を占めている。現在、中国の軍隊に技術的な兵種の比率が高まっている。海軍、空軍、第二砲兵の比率も上昇している。
第二砲兵部隊は中国人民解放軍戦略ミサイル部隊の略称だ。中国は1964年に原爆の開発に成功して以来、「先に核兵器を使わず」という政策を引き継いでいる。核兵器の全面禁止と廃棄を主張し、「自己防衛」の核戦略を堅持している。
「中国国際放送局 日本語版」より2010年12月30日