ウィラード米太平洋軍司令官は先日行われたインタビューで、中国軍は現在、米空母を撃沈することができる新たな対艦弾道ミサイルを配備していると語った。米紙『ワシントンタイムズ』は27日、上述の弾道ミサイルは、中国軍の新たな軍事輸送能力を増強させ、米国の太平洋同盟国への支持に影響を及ぼすに違いないと考える専門家の見解を報道した。
ウィラード司令官によると、中国の弾道ミサイルは大規模なテストを終え、今は配備の初期段階であり、中国(の能力)と米国の作戦システムはほぼ同じで、すでに初期作戦能力(IOC)に達しているという。
報道によると、ウィラード司令官が言う「空母の刺客」とは、中距離弾道ミサイル「東風-21d」を指している。米国は中国が対艦弾道ミサイルの部品をすでに開発していると考えているが、実際に中国はまだ戦艦に配備しておらず、実弾射撃テストも実施していない。
さらにウィラード司令官は「中国の潜水艦には先進の弾道ミサイルシステムや対艦弾道ミサイルシステム、軍事力輸送システムなどが配備されており、これはアジアの郡島にとって脅威になるだろう」と述べ、中国の新たな弾道ミサイルに比べ、中国の潜水艦部隊は米国の同盟国部隊にとってより脅威だと考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月29日