民主党内外共に苦戦状態 菅首相の辛い年越し

民主党内外共に苦戦状態 菅首相の辛い年越し。 小沢一郎氏との内乱は決着が付かず、救いの手だった連立政権の要請も拒否され、悲惨な支持率は日々最低記録を更新している…「新しい年が来れば新しい風が吹く」という言葉も民主党には何の役にも立たない。菅直人政権と民主党は心に思い荷物を抱えたまま2011年を迎えることになった…

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発信時間: 2011-01-02 11:06:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

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修羅場を脱したわけではない

民主党幹部は小沢氏の「条件付」の譲歩を、問題解決の幕開けであるとは見なしていない。悪意のこもった小沢氏の反撃は、むしろ険悪の度合いを益々深めた。

菅首相は28日の夕方、官邸で岡田克也幹事長と会談し、「あくまで国会閉会中の出席を要求する」という考えを表明した。また、「通常国会召集前の出席に小沢氏が応じなければ、政倫審での招致議決に踏み切る」と指摘した。岡田幹事長も、首相との会談後に「小沢氏の出席に条件が付いているが、それと関係なく出ると意思表示してもらいたい」と話した。

小沢氏の表明に対し、野党側の自民党国対幹部は「本人が出てくると言うなら自民党が政倫審に出ない理由はない。ただ、あくまで証人喚問を求める方針は変わらない」と述べた。

頼みの綱だった「たちあがれ日本」は連立拒否

参議院での過半数の議席数を確保するため、菅首相は以前から野党である「たちあがれ日本」への連立政権参加を打診していた。同党の平沼赳夫氏には、拉致問題担当相としての入閣も持ちかけている。

全議員臨時総会後、平沼氏は菅首相の要請を拒否する見解を示した。彼は「たちあがれ日本は民主党に(参院で)過半数を取らせないために結党した」事を強調した。

園田博之幹事長も「民主党の連立要請は国会運営に活路を見つけたい趣旨であり、日本を救うと言う大義名分に立っていない」とピシャリと述べた。

民主党の内乱が収まるのはまだまだ先のようだ。小沢氏の政治とカネ問題、仙谷官房長官の更迭問題、内閣の再編問題などなど、来年の1月は正念場である。また、新年度予算をいかに早く成立させられるか、普天間問題を解決できるか、中国とロシアとの関係を修復できるか…菅首相はのんびりお正月休みとはいかないようだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年01月02日

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