総体的に依然、米国空軍よりかなり遅れている
ワイヤードは、殲-20に関する噂が事実だとすれば、それは中国空軍が大きな階段を1段昇ったことを象徴するものだ、と報じている。
以前の中国の「新型武器」に対する様々なネット上の口ぶりと同様、外部の殲-20をめぐる推測は大方が風や雲をつかむようものだ。西側は往々にしてこの種の推測を借りることで、習慣的にそれに相応する「脅威論」を持ち出し、繰り返し中国の軍事力を軽視してはならないと強調する。だが、ステルス戦闘機の研究開発の分野では、西側も中国は依然差があると率直に語っている。
ワイヤードの論評によると、すでに1年前、西側の制空権論者が中国空軍の実力アップを考慮すれば、米国がF-22の数量を187機に固定した場合、米国の「安全係数は低下する」と指摘している。だが、米国防総省(ペンタゴン)はこれまでに殲-20の写真についてはコメントしておらず、一貫して「楽観」姿勢を保持。国防総省のゲーツ長官は、中国がステルス戦闘機を研究開発中であることは認識しているが、同時に中国が「20年までに第5世代戦闘機を装備するのは不可能であり」、その時には米軍はすでにさらに多くのF-22とF-35ステルス戦闘機を保有していると断定した。