「日本は他国に頼って隣国に対抗すべきではない」

「日本は他国に頼って隣国に対抗すべきではない」。 王暁秋氏が80年代初頭、初めて日本を訪れた頃、当時の意識調査では、日本国民で中国に好意を示す人の割合は80%にも達し、王氏自身もそのような雰囲気を感じたという。しかし最近、日本メディアの調査によれば、中国に対する日本人の好感度は、なんと20%にまで下がっている…

タグ: 好感度 隣国 対抗 国民感情

発信時間: 2011-01-17 17:03:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

近頃に閉会した「第4回中日関係シンポジウム」において、中日共同歴史研究委員会委員長、中国中日関係史学会副会長の王暁秋氏は、現在の中日関係と国民感情を如何に改善していくかについて、自らの見解を発表した。

王暁秋氏は80年代初頭、初めて日本を訪れ、慶應大学の客員研究員となった頃のことを覚えている。当時の意識調査では、日本国民で中国に好意を示す人の割合は80%にも達し、王氏自身もそのような雰囲気を感じたという。しかし最近、日本メディアの調査によれば、中国に対する日本人の好感度は、なんと20%にまで下がっている。どうすれば、中日関係と両国国民の国民感情を、健全で安定した方向に発展させることができるだろうか。

関係改善の3大項目

両国の政治家から、役人、学者、メディア、国民の一人一人に至るまで、それぞれが大きな視点と大きな心と大きな知恵を持つことが最も重要だ、と王暁秋氏は考える。大きな視点というのは、世界的な視点、歴史的な視点を持つことである。中日両国が東アジアの隣人同士であることは変えられないのであるから、「善意をもって隣国に対処する(与隣為善)」しかなく、「隣人と敵対する(以隣為敵)」ことがあってはならないし、またそれ以上に、他国の助けを借り、相手国に対抗するようなことがあってはならない。

大きな心というのは、中日両国が国家と国民の根本的な利益という大局に立ち、互いに尊重し合い、互いに理解し合うことである。「餃子事件」のような偶発的、局部的な摩擦を誇張したり、更には故意に相手国を攻撃したり、相手国のイメージを貶めたりして、国民感情を害したり、誤った方向に導いたりしてはならない。

大きな知恵というのは、敏感な問題や突発的な事件に対して、冷静かつ客観的に向き合い、処理をすることである。例えば、一部の問題は対話や協議での意思疎通を通じて解決でき、一部の問題は学者や専門家の突っ込んだ調査や研究で進めていける。また、現時点では解決が難しい問題は、棚上げにしておいて、冷却期間を設けて処理することができる。

 国民感情を改善する4つのポイント
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