中国が米国に悪者にされる10の理由

中国が米国に悪者にされる10の理由。 最近、中国の軍事力の発展が明らかになり、米国人の中国の経済力に対する恐怖と同じくらい、ワシントンの大げさな中国脅威が度を越してきている。しかし米中に関して言えば、ワシントンが北京をこれほど悪者扱いするのには次の10の理由がある…

タグ: 中国 軍事力 経済力 核兵器

発信時間: 2011-01-21 10:59:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米「World Politics Review」は17日、米国の著名な軍事戦略専門家、トマス・バーネット氏の「米国はなぜ悪者が必要なのか」と題する文書を発表した。内容は次の通り。

最近、中国の軍事力の発展が明らかになり、米国人の中国の経済力に対する恐怖と同じくらい、ワシントンの大げさな中国脅威が度を越してきている。しかし米中に関して言えば、ワシントンが北京をこれほど悪者扱いするのには次の10の理由がある。

(1)私たちは派手な浪費がやめられないばかりに、中国の助けが必要となっている。米国には満足できない胃袋があるが、冷静に国内需要を解決するのではなく、軍事援助の方法を使って貧困国に転嫁した結果、これらの国を戦争に追いやっることになった。中国農村の7億の貧困者は依然として経済成長を期待しているが、彼らは自己管理できない米国の535人の議員にはかなわない。

(2)中国は米国との貿易バランス維持を望んでいるが、米国は中国を手当たり次第につかまえた敵とみなしている。ワシントンはハイテク技術の対中輸出を制限し、中国が米国の「敏感」な産業に投資するのを阻止している。ワシントンは双方の貿易を妨げ、中国が将来の大国間戦争で最も敵になる可能性が高いとみなし、今日の貿易は明日の敵を助けることだと信じている。

(3)ニクソンが数十年前に訪中したが、中国人は今でも中国人のままだ。80年代、中国は急成長の平和の道を歩み始めた。銃声を恐れた中国人民は中国の政党制度を保持しつつ、まっしぐらに経済の自由化を拡大している。

(4)わたしたちは1972年北京に、「ひとつの中国」しかないと伝えたが、それ以後台湾に兵器を売ってきた。

(5)私たちの核への熱意はとどまるところを知らない。核兵器はこの65年間、大国間の戦争を阻止してきたが、現在オバマは核兵器を消そうとしている。が、核兵器の受益者は世界唯一の伝統的な軍事強国だ。核兵器はこのまま存在し続けるだろう。中国はこの現実を認めているため、米国のイランや朝鮮への制裁には付き従わなかった。

(6)米国の空軍と海軍には中国の存在が必要だ。「9.11」前、ペンタゴンの軍事変革者は「成長している」中国に目をつけていたが、その後、テロ対策が彼らの時間を奪った。現在、軍事変革の熱狂者が巻き返し、再び中国の軍事力のあらゆる発展を注視している。

(7)新保守主義の「主導」に対する執着がワシントンに依然として存在、しかも大きな市場がある。米国の軍事費支出は世界を上回ってもまだ足りない、軍事面で中国を主導しなければならないという人がいる。

(8)ペンタゴンの「大戦争」吹聴者は依然として核兵器を使わない大国間戦争を夢見ている。

(9)私たちは恐怖をベースにした政治時代に生活している。中国の軍事力のあらゆる発展について、将来的な応用にどれだけかかろうが、主流メディアは「すぐにも導入」と大げさに書きたてる。

(10)私たちは現実を信じたくないばかりに、変化の少ない、神秘的な中国を信じようとしている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月21日

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