解放軍が20人余りの大軍区クラス指導者を調整

解放軍が20人余りの大軍区クラス指導者を調整。 今回の調整には全国各地の大軍区の20人余りの司令官が係わっている。なかでも新たに総装備部副部長に就任した劉国治氏は軍では稀な「60後(1960年代生まれ)」の副大軍区の司令官で、高級司令官の若年化を特に反映している。また、総参謀部、南京軍区、広州軍区、海軍、第二砲兵部隊はそれぞれ軍事主管の副役職を1人増やした…

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発信時間: 2011-01-24 17:01:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

解放軍総本部、各兵種、各軍区の新指導者の名簿

このほど更新された中国軍と国防部の公式サイトに、人民解放軍総本部高級指導者の調整結果が発表された。

大まかな統計によると、今回の調整には全国各地の大軍区の20人余りの将校が係わっている。なかでも新たに総装備部副部長に就任した劉国治氏は軍では稀な「60後(1960年代生まれ)」の副大軍区の将校で、高級指導者の若年化を特に反映している。また、総参謀部、南京軍区、広州軍区、海軍、第二砲兵部隊はそれぞれ軍事主管の副役職を1人増やした。

▽「60後」が総装備部の副部長に

今回の調整により、4人が人民解放軍の総本部指導層に着任した。いずれも各大軍区、陸海空軍、軍事学校の出身。なかでも調整後の総参謀部は陸海空軍の各指導者が揃った。

副総参謀長に就任した56歳の魏鳳和氏は第二砲兵部隊出身、総後方勤務部政治委員に就任した60歳の劉源氏は軍事科学院出身、総後方勤務部政治委員兼紀律検査委員会書記に就任した61歳の劉暁榕氏は蘭州軍区出身、前副部長だった63歳の韓延林氏は総装備部科学技術委員会副主任に着任、総装備基地出身の劉国治氏が新任の副部長となった。これだけ「60後」の副大軍区司令官が揃うのは軍では稀だ。

▽軍区間の異動強化

瀋陽、北京、蘭州、南京、広州などの軍区では副大軍区の指導者らが着々と赴任している。記者が観察したところ、今回は内部調整に重点を置くと同時に軍区間の指導者異動も大きな特徴となっている。

大軍区の内部異動はいずれも副大軍区での平行異動で、北京軍区副司令官に就任した張宝書氏(前任は参謀長)、蘭州軍区副政治委員に就任した張国棟氏(前任は政治部主任)など。

その他の調整は多くが大軍区間の異動となり、いずれも昇進だった。一例をあげると、副大軍区に昇進した瀋陽軍区政治委員の褚益民氏のほか、正軍職から副大軍区職に昇進したのは、瀋陽軍区副司令官の王暁軍氏、南京軍区政治部主任の呉長海氏、広州軍区副司令官のケイ書成氏ら。

北京軍区参謀長の王寧氏、政治部主任の崔昌軍氏、蘭州軍区政治部主任の苗華氏、南京軍区副司令官の秦衛江氏、副政治委員の呉剛氏の5人は軍集団軍政主管の高級司令官を長年務めたメンバーで、今回大軍区指導層の職務に抜擢され、特に注目を集めている。

海軍、第二砲兵部隊、武装警察部隊などでも指導者の調整が行われた。特に海軍の調整には注目する点が多い。

まず、蘇士亮氏が海軍参謀長から海軍副司令官に異動となり、海軍副司令官が4人から5人に増えた。東海艦隊司令官の杜景臣氏は海軍参謀長に就任した。

次に海軍の三大艦隊のうち、東海と南海の防衛を担当する東海、南海の両艦隊司令官の調整が同時になされた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月24日

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