ラムズフェルド米元国務長官が退任後初めてメディアの取材に答える
米国のラムズフェルド元国務長官は8日、イラクのフセイン元大統領がラムズフェルド元国務長官の娘の首に6千万ドルの「懸賞金」をかけていたと明らかにした。
ラムズフェルド元国務長官は同日、アメリカABCの「グッド・モーニング・アメリカ(Good Morning,America)」のインタビューに答えた。これは氏が2006年末に退任して以来初めて受けるインタビューとなる。
氏は番組の中で、2003年のある国家安全会議でフセイン元大統領のこの計画を知ったと語っている。
ブッシュ元大統領の娘も目標に
「耐え難い時間だった」とラムズフェルド元国防長官は振り返って語っている。「私は『ありがとうございます』と答えるか、または他に何か言うべきだった。しかし(ジョージ・W)ブッシュ大統領は私の目を真っ直ぐ見て『重視した方がよい』と語った。」
イラク戦争が2003年に勃発した後、フセイン元大統領の長男、次男、孫は次々に米軍に殺害された。
ラムズフェルド元国防長官の話によると、当時のブッシュ大統領の2人の娘もフセイン元大統領の報復の目標だったという。もっとも「大統領と家族は情報部門が保護していたが、私の家族にはなかった」、「私は心配していた」と語っている。
ラムズフェルド元国防長官は現在78歳、娘2人と息子1人がいる。氏はニクソン元大統領やブッシュ元大統領といった多くの共和党の大統領の経歴について語った回顧録「既知と未知」を8日に出版する。(編集YH)
「人民網日本語版」2011年2月10日