オーストラリアと中国の関係は比較的緊密だ。これは主に経済面に見られるが、社会面の影響も次第に深まってきている。例えば教育協力だ。両国の教育協力は経済的側面と社会的側面を兼ね備える。毎年オーストラリアにやって来る数多くの中国人留学生は、尽きることなくオーストラリア財政を潤し、オーストラリアの教育と経済の発展に大きな貢献を果たしている。また、中国人留学生が来ることで、オーストラリア社会はより広範かつ直接的に中国を理解することができる。これもオーストラリアの将来の発展に潜在的なチャンスをもたらす。
オーストラリアは、その発展をいつまでもエネルギーや資源の輸出に依存することはできない。経済と社会の持続的発展を実現するには、新たな方式で中国との協力を強化しなければならない。発展する中国との緊密な協力関係を十分に活用し、新たな協力の開拓に努めることが、オーストラリアの発展の方向性だ。両国の将来の協力において教育協力が大きな役割を果たすことは間違いない。留学生の相互派遣で、両国民間の相互理解は大幅に深まり、両国の将来の協力も不断に促される。
ヘンドリシュケ教授は「中国の多くの中小企業が発展の過程で国際化の道を歩んでいる。企業自身はまだ意識していないが、彼らも平和の一部だ。中国企業は世界各地で投資し、工場を建て、生産することで、経済的利益を獲得するのみならず、中国のイメージを確立し、信頼を獲得している。さらに重要なことに、彼らは中国の平和的発展において大きな役割を果たしている」と指摘。最後に「中国の経済発展は世界から信頼を獲得し、世界平和に大いに寄与している」と述べた。
「人民網日本語版」2011年2月23日