日本国土交通省政務官である小泉俊明衆議院議員は23日、取材に対し、中日両国は「呉越同舟」し、協力関係を強化すべきだと述べ、将来的な中国の強さは人口や軍事力によるものではなく、中国のもつ悠久の歴史や文化によるものだとの見方を示した。
中国の都市交通整備は日本を参考にすべき
記者:現在、中国の都市では渋滞の問題が深刻化しています。日本も都市化の過程で同じような問題に直面したと思います。国土交通省の官僚として、中国は日本からどのような点を学ぶべきだと思われますか?
小泉:確かに、日本の都市でもかつては渋滞の問題に直面しました。現在、日本では都市の周りに環状道路、例えば、「首都圏中央連絡自動車道」や「北関東自動車道」などを建設しています。東京の周辺を整備し、東京を通らなくても他の都市に行けるようにすることで、東京の交通量を減らしています。私の考えでは、中国も国土が広いですので、同じように環状線をたくさん建設することで、大都市の交通量を減らすことができると思います。
また、中国と比べると、日本の都市は電車が発達しており、道路を総合的に利用することで、交通量を緩和させることに成功しています。この点は中国も参考にするべきではないでしょうか。
中国の国土は広いですが、乗用車だけに焦点を当てて交通問題を解決しようとしても、渋滞の問題はいつまでたっても解決されません。中国は現在、乗用車の数が急増していますが、乗用車は二酸化炭素の排出量が非常に多く、環境に深刻な影響を及ぼします。中国は都市の渋滞問題を解決するとともに、都市の環境問題についても取り組んでいくべきだと思います。
日本は中国人による不動産購入を歓迎すべき