F15戦闘機
マサチューセッツ工科大学の日本の安全保障問題の専門家であるリチャード・J・サミュエルズ教授は「日本は同盟国としての力を固めると同時に、米国の能力が約束の日まで続かないのではないかと警戒している」と指摘する。
日本の新戦略の目標の一つに、軍事影響力を際立たせ、中国が日本の制水域にアンテナを広げてくるのを打ち消す努力をするというのがある。日本はアジアで最も先進的な軍事力とアジア最大の海軍を有しているが、日本は20世紀初頭の帝国拡大時期に被害を与えた隣国が脅威を抱かないようこれまで慎重に事を行い、自衛隊と遠まわしに呼ばれる軍隊に控え目な態度を取らせてきた。
現在、日本の隣国の一部はより影響力の大きい日本の軍隊を受け入れる態度を取っている。日本の新戦略が韓国で激しく反対されることはなかった。韓国は今や朝鮮や中国を日本より大きな脅威と見なしている。
日本の海上自衛隊は現在、中日が争う海域で定期空中パトロールを行っている。昨年4月、日本海軍は沖縄付近の海域で10隻の軍艦からなる中国艦隊を監視した。
日本の海上自衛隊航空兵の高橋直義指揮官は「中国海軍のわれわれの領域での活動が極めて増加している」と話す。
沖縄やその附近の島嶼の軍事力を増強するため、自衛隊はレーダー基地や対ミサイルシステムの建設を進めている。2年前、東京はF15戦闘機を、那覇空軍基地でベトナム戦争のときに使われた旧式のF4戦闘機と交代させ、日本で最も優秀な軍官を那覇基地の指揮に派遣している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月3日