▽制空力をパワーアップ
当然、第2弾となる今回の「中華神盾」艦は前回のまったくのコピーというわけではない。トン数の調整、火器管制レーダーの改良、最新HHQ9ミサイルの更新など近年の軍事科学の進歩の成果が反映され、艦艇編隊により大きな後ろ盾を提供することになる。
最初の052C型艦には制空力が弱いという基本的な問題があり、ミサイル搭載数が地域艦隊の制空基準に達していなかった(ミサイル搭載数は2隻の052C型艦で米軍のバーク級駆逐艦1隻分だった)。また、HHQ9ミサイルの射程が足りないことも、当時中国海軍がロシア製のS300Fミサイルを輸入した理由だ。ここ数年の発展により中国のHHQ9ミサイルの射程は伸び、おそらくS300Fミサイルを超え、米国のスタンダード・ミサイルSM-2及びSM-3のレベルに迫るか、すでにそのレベルに達しているとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月3日