人力資源社会保障部の尹蔚民部長は8日、「第12次5カ年計画の期間中に最低賃金基準を着実に引き上げ、職員と動労者の賃金を引き上げるメカニズムの確立を速めていく」と述べた。
尹蔚民人力資源社会保障部長は、「今年、多くの省、自治区、市が引き続き最低賃金基準の引き上げを行う。政府は経済の発展、物価の上昇、企業の生産率の向上などの状況に基づいて、最低賃金基準をひきあげていく。このほか、正常な職員と労働者の賃金引き上げメカニズムの構築を速め、集団交渉を通じて、職員および労働者の賃金基準の引き上げ幅を決定し、幅広い範囲の職員や労働者が改革開放の成果を共有できるようにする。第12次5カ年計画期間中に、都市部と農村部をカバーする社会保険システムを基本的に形成する必要があり、中でも最も重要なのは都市部養老保険制度を確立することだ。同時に、社会保険への加入人数を絶えず拡大し、特に、農民労働者や固定した職を持たない人々の問題など、歴史的に残されてきた問題の解決に力を入れる」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年3月8日