資料写真:F-15戦闘機
日本の航空自衛隊は那覇基地に現在、一中隊に相当するF-15戦闘機24機を配備している。山田雅志中隊指揮官によると、航空自衛隊のパイロットが最も緊張するのは中国側のスホーイ27戦闘機で、同機の緊急離陸の際には常に緊張が高まり、全神経を集中させ、一刻たりとも警戒を解くことはないのだという。
中国側の各種戦闘機が頻繁に東中国海上空に出没するようになり、那覇基地のF-15戦闘機も緊急離陸の回数が増え、疲労が重なっている。しかしここの軍事力もまもなく増強される。2010年12月、東京は那覇基地にF-15戦闘機12機を追加するなど西南部の沖縄諸島の軍事力を強化する一連の計画を発表した。この措置は、日本が防衛勢を南部に移し中国に対抗する全体計画の一部だととらえられている。さらに戦後の日本の軍事戦略において最も重大な転換だと軍事アナリストは指摘する。
中国が軍事力を急速に増強し、益々自信をつけているのに加え、核兵器をもつ朝鮮の潜在的な「脅威」を前に、日本は固有の軍事的優位性を保ち、アジアの軍事力の「バランス」を維持するべく、戦略転換を加速させている。日本が米勢力の庇護を断ち切る第一歩だとも見て取れる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月10日