米紙「ロシアの日本向け剣舞、意図は中国にあり」

米紙「ロシアの日本向け剣舞、意図は中国にあり」。 こうした状況は日ロの南千島群島の支配権をめぐる争いと関係があることから、日ロ関係の悪化を示しているようにみえる。表面的に見て、石油によるドルが続々とロシア軍の金庫に流入するにつれ、モスクワは20年ぶりに太平洋北部地域で自らの力を誇示しようとしている…

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発信時間: 2011-03-10 13:55:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米紙「ウォールストリート・ジャーナル」は2日、「ロシアが懸念するのは日本ではなく、中国だ」という文章を掲載した。主な内容は次の通り。

色丹島の一角

この数週間に、ロシアのアジア太平洋地域への回帰を予見するかのような状況が3件あった。先ず、国防相が「軍事視察」の名の下で南千島群島(日本の呼称・北方四島)の4島の1つを訪問。メドベージェフ大統領も昨年、同島に上陸している。次に、海軍が今後10年間に潜水艇と水上艦隊を数十隻増やすと同時に、重点的に太平洋に振り向ける。第3は、千島群島を守るため、先進的なS-400地対空ミサイルシステムと対巡航ミサイルを配備する。

こうした状況は日ロの南千島群島の支配権をめぐる争いと関係があることから、日ロ関係の悪化を示しているようにみえる。表面的に見て、石油によるドルが続々とロシア軍の金庫に流入するにつれ、モスクワは20年ぶりに太平洋北部地域で自らの力を誇示しようとしている。

だが、メドベージェフ大統領とプーチン首相が、力を結集してロシアの真の長期的なライバルである中国に対処するため、その基礎を打ち立てる可能性は非常に高い。こうした理由から、東京とモスクワは双方の関係に新たな危機が訪れるのを防ぐと同時に、中国がもたらす安全への挑戦にいかに対応するかをともに考える必要がある。

モスクワは中国の核心的かつ戦略的利益に近い地域で自らの影響力を再び示したいと考えており、中国に対応する場合、モスクワはモンゴルのように消極的、あるいはオーストラリアのように孤立的とみなされるのを拒絶するだろう。軍事力の増強こそが、この点を示す直接的な方法なのだ。

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