英研究所長:中国の軍事力、あと20年で米に匹敵

英研究所長:中国の軍事力、あと20年で米に匹敵。 ロイター通信が8日、あるシンクタンクの話として伝えたところによると、西側の軍事費削減、新興経済国の防衛費拡大という状況が世界の戦略構造に影響を与え、国家間の衝突が爆発する危険性が増大しているという…

タグ: 軍事力 シンクタンク 軍事費 潜水艦

発信時間: 2011-03-11 13:54:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロイター通信(ロンドン)が8日、あるシンクタンクの話として伝えたところによると、西側の軍事費削減、新興経済国の防衛費拡大という状況が世界の戦略構造に影響を与え、国家間の衝突が爆発する危険性が増大しているという。

ロンドンにある国際戦略研究所が発表した「2011年の軍事力の比較」によると、経済力の変化が軍事力に確実に影響を与え、その格差が縮小している。

同研究所のジョン・チップマン所長は、「西側諸国の防衛予算は苦しく、軍備購入には限度があるが、他の地域、特にアジアや中東の軍事支出や兵器購入は急拡大している。信頼性のある証拠から、世界の軍事力の構造が変化していることも明らかになっている」と指摘。

アジア太平洋諸国、特に中国の軍事費は毎年二桁成長している。西側諸国はステルス技術や情報戦争などの分野でその技術的優位性を失いつつある。

米国の軍事費は依然として世界全体の半分を占めているが、その多くはイラクやアフガニスタンの戦争に使われていると見られている。一方、中国の軍事費は公開されている数字を上回るとの見方を多くのアナリストが示している。

同研究所の報告によれば、米国の2010年度の軍事費は6930億ドルで、GDP(国内総生産)の約4.7%を占める。中国は760億ドルで、GDPの約1.3%。

チップマン所長は、現在の動向からすると、中国が軍事力で米国に肩を並べるには15~20年はかかるだろうが、中国は潜水艦や対艦ミサイルなど数々の装備獲得に力を入れ、中国近海、特に台湾海峡における米航空母艦の勢力を弱めようとしている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月11日

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。