中国国際救援隊の隊員15 人が岩手県大船渡市で救援活動を始めて15日で3日目に入った。この日の夜、一日の捜索を終えた救援隊の徐志忠調整官が電話での取材に応じた。
徐氏によると、救援隊は現地時間の朝6時半、時間通り救援地域に到着し、捜索を開始。午前7時10分頃、家屋の中からお年寄りの遺体を発見した。家屋は津波で壊され、遺体は隅のほうに流されていた。遺体は大船渡市消防署に引き渡されたという。
近所の住民の話によると、地震発生後、この家屋に住む住民が何度も家族を探しに戻ったが、結局見つからなかったという。
大船渡市では、ガソリンなどの物資が極めて不足しており、被災者の生活に不便をきたしている。夜8時には同市で小雨が降り始め、気温が低いため水滴が凍ってしまう状況だという。
救援隊の隊員15人は岩手県で捜索活動のほか、テント張りや物資搬送、交通整備などを手伝っているという。在日中国人が国内に連絡を取るのにも協力し、68人が家族と連絡がついた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月16日