中国が一体どの国にとって脅威だというのか?

中国が一体どの国にとって脅威だというのか?。 過去30数年来、世界は中国経済の急成長に注目してきた。全世界を席巻した08年の金融危機の際も中国経済は力強い成長を維持し、世界経済の回復過程で機関車の役割を果たした。中国はこれと同時に、国際社会における発言を強めてもいる。G20サミットでもBRICS首脳会議でも中国は焦点だ…

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発信時間: 2011-04-21 16:26:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

だが、いわゆる「中国脅威論」を宣伝する人々は、多くの事実を意識的または無意識的に見落としているようだ。まず、中国の1人当たりGDPは依然世界100位以下で、経済構造、貧富の格差、民生改善など各面で巨大な試練を抱えている。また、近年中国は確かに急速な発展を遂げたが、これは決して他国の犠牲に成り立つものではない。その反対に中国は世界のGDP成長に対する貢献率がすでに20%を超えており、世界経済の成長に対して世界最大の牽引力を発揮している。さらに重要なことに、中国の指導者は「中国は終始変わらず平和発展路線を歩み、防御的な国防政策を遂行する。軍拡競争は行わず、どの国に対しても軍事的脅威にならず、永遠に覇権を唱えず、永遠に拡張を行わない」と、様々な場で繰り返し言明している。

 いわゆる「中国脅威論」とは一体どういう事なのか?文化面から見ると、中国伝統の「己の欲せざる所、人に施す勿れ」と反対に、西洋人は「己の欲する所、人に施せ」を信じている。このため力の増大は必然的に拡張を意味する、というのが彼らの基本的ロジックだ。台頭中の大国はいずれも世界覇権を求め、既存の世界秩序を変えようとする、というのが彼らの考えだ。このほか「ごく一部の政治屋は中国の発展を攻撃し、根も葉も無い『巨大な脅威』を作り上げることで、中国の現在の良好な発展基調に水を差し、欧米の意向に従って発展するよう強要している」と考えるアナリストもいる。

 経済のグローバル化が加速するに伴い、世界は日増しに結びつきを強めている。人類はすでにグローバル化の時代に入っているのだ。現代の世界では、1つの小さな動きが全体に影響を及ぼすと言っていい。われわれが考えるべきは、誰が誰にとっての脅威なのかではなく、地球というこの大きなふるさとで、いかにしてより良く共存していくかだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年4月21日

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