3) アブ ヤヒヤ アルリビ(Abu Yahya al-Libi)容疑者
リビア生まれのアルカイダ幹部、アブヤヒヤリビ容疑者は今年47歳、ウルドゥー語、パシュトー語、アラビア語を話すといわれる。米「フォーリンアフェアーズ」が掲載した文でも「次のビンラーディンとなる」可能性があると見られている。中央情報局の元アナリストによると、アブヤヒヤリビ容疑者からはアルカイダが指導層に新たな血を入れることを重視していることが見て取れるという。「アブヤヒヤリビ容疑者は戦士、詩人、知識人、指揮官が一体となったアルカイダ内部で非常に魅力的な若い世代だ…もしビンラディン容疑者とナンバー2のザワハリ容疑者が捕まるか殺害された場合、アブヤヒヤリビ容疑者がこのテロ組織の新たな指導者となるだろう。」
「後継者」だけでなく、アブヤヒヤリビ容疑者はよく「法官」としての役割も果たし、アルカイダ内部のイスラム教義や規則に関する争いの裁決を下すという。
アブヤヒヤリビ容疑者はアフガニスタンで米軍に捕らえられたことがあるが、2005年7月に脱獄に成功している。昨年12月には米軍の無人機の爆撃により死亡したと西側メディアが伝えたが、この情報は実証されていない。