4) ジャラルッディーンハッカーニ(Jalaluddin Haqqani)容疑者
タリバンのリーダー、ハッカーニ容疑者が指導する「ハッカーニネットワーク」はアフガニスタンのタリバン武装勢力の重要な部分で、メンバーの多くは米国やNATOのアフガニスタン駐留軍を主な攻撃目標とする辺境の部落出身だ。昨年12月30日にアフガニスタン東部の米軍基地で起こったヨルダン人の二重スパイによる自爆テロ事件では8人が死亡したが、この背後にはハッカーニ容疑者がいたと見られている。
ハッカーニ容疑者は1980年代にソ連のアフガニスタン侵攻への抵抗の戦闘に参加し、長期間にわたって武器と麻薬の密輸に関わった経歴を持つ。