パキスタンのメディアは4日、国際テロ組織アルカイダの最高指導者、ウサマ・ビンラディンの12歳になる娘がパキスタン軍統合情報部(ISI)の担当者に、父親殺害の経過を目撃し、父親は米軍に捕獲され、銃殺されたと話したと伝えた。
ウサマ・ビンラディンの娘は、父親は米軍特殊部隊によって捕獲され、銃殺されたと証言しているという。これは「ラディンを捕獲しようとしたが、抵抗にあって殺害した」という米海軍特殊部隊(ネービー・シールズ)の証言と食い違っている。
米軍が急襲した際、ラディンがいた部屋には17人か18人集まっており、米軍はラディンの遺体とともに、彼の息子の一人を連行した。
別の新聞社がISIの担当者の話として伝えたところによると、ラディンの幼い娘はアボッタバードの隠れ家でラディンが殺害されるのを目撃したというが、報道ではラディン殺害および殺害前の米軍との格闘に関する詳細は明らかにされていない。
ラディンの娘は米国のラディン殺害発表後、ラディンの死を証言した唯一の人物。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月5日