「今の子ども達はみな勉強が忙しく、小学校の段階では党に対する認識が深くありません」と、中国福利会少年宮課外指導教師の蒋敏氏は以前、上海の中共「二大」会跡地で記者に語った。彼女の指導する20人余りの子どもたちは現在、中共建党史に関する特別クラスに出席している。
上海許昌路第五小学校3年生の顧宇霆くんは「二大」会跡地陳列館を見学した後、「昔は共産党員になるのはこんなに危険だったんだ」と感嘆した。
何も知らない顧くんと少し違い、上海から数千里離れた寧夏回族自治区の馬揚さん(16)は共産党に対して自分なりの認識を持っている。彼女は党に対する認識の多くを本やテレビから得て、共産党員の英雄主義や断固たる信条を崇拝している。「今の平和な時代の共産党員は英雄主義は昔より少ないかもしれませんが、日常生活により密着しています。私の先生の多くも共産党員です。先生たちの姿に私が多く見るものは、職責を尽くす精神、奉仕の精神です」----。
毛沢東が青年時代に学んだ湖南第一師範学校の青年たちも、この偉人と共産党に対して独自の優れた見解を持っている。1994年生まれの舒茂蓉さんはボランティアとして、昔の第一師範学校の制服を着て、キャンパスを見学に訪れる国内外の観光客に毎日毛沢東の逸事を語っている。
舒さんは「いちばん大切なのは堅守です。当時毛主席が共産主義グループを創設した際も、現在の私たちと同様に、意気盛んでした。私たちの心の中の共産党員と毛主席は、テレビドラマで活発で生き生きとしていますが、実際にもそうなんです」と語った。
北京大学の張頤武教授は「今の中国の若者の中国共産党に対する賛同は、実質的には中国社会と国家に対する賛同です。国家の将来の発展に対する青年たちの自信とこの国家を指導する政権党への信頼の反映なのです」と述べた。
「人民網日本語版」2011年5月6日