(2)無人航空機「プレデター」:史上初の殺戮無人機
攻撃ミサイルを発射できる武装無人機「プレデター」
MQ-1A 武装プレデターは米ジェネラル・アトミックス社が開発、アメリカ同時多発テロ事件以降重任を担い、米空軍と中央情報局(CIA)のアフガニスタンにおける主力兵器となった。それまで無人航空機の用途は主に偵察で、プレデターにも強力な偵察力があるが、敵を見つけても攻撃できない状況を打破しようと、米軍は同無人機に兵器を搭載するようになった。
02年2月4日、この武装無人航空機は初めて一台のジープを攻撃、アルカイダの指導者とみられる人物を殺害した。米情報当局は当時、この人物をビンラディンと疑っていた。無人機が人を殺害したのは歴史上これが初めてで、その後、プレデターは次々と殺戮を繰り返している。