「ポスト大震災」に入ってから、中日関係はどのような方向へ向かうのか?中日友好議員連盟代表団と鳩山由紀夫前首相はこのほど、中国を訪問し、習近平副主席と会見を行った。関係者は中日関係が「改善路線に突入する」シグナルなのではないかとの見方を示している。「日本新華僑報」が9日伝えた。
習副主席は5月4日、高村正彦氏を団長とする中日友好議員連盟代表団と会見した。また、別の日には中日民間交流活動に参加するため中国を訪れている鳩山由紀夫氏とも会見を行った。一人は対中友好派の元外相、一人は「親中反米」を訴える元首相とあって、外交アナリストは今回の会見には「伝言」と「指導」の意味があると指摘した。また、高村氏が菅直人首相からの謝意を伝えたことで、今回の会見の内容はひと際注目を浴びるようになった。
報道によると、習副主席は震災後初めて中国を訪問した一行に謝辞を述べるとともに、中日関係における4つの課題を示したという。1点目は政治的信頼関係を強化すること。2点目は両国の国民感情を改善すること。3つ目はあらゆる分野における交流と協力を強化すること。4つ目は両国間に存在する敏感な問題を適切に処理することである。