ウルグアイ国民党のフェデリコ・リカニ(音訳)青年主席は、今回の中国訪問で、中国には、自身の政党及び多くラテンアメリカ政党にとって大変重要な部分が存在することに気付いたという。それは、個人の自由が最大の権利であることで、「我々は中国の政党制度の一部に対し批判的考えを持っているが、国民の自主的権利を自身の運命を決める最も重要なものとする姿勢については、支持したい。」また、法律順守の前提で、言論の自由を実現することは「私の所属政党にとっての根幹である」と強調した。
チリ・キリスト教民主党のホルヘ・ガッシュ(音訳)氏は、中国共産党のラテンアメリカとの関係強化における努力について強調した。ガッシュ氏は中国文化との「正面衝突」について触れ、「私が中国共産党の運営方式に対して抱える疑問は、どのような価値観に基づいてその経済モデルが運用されているのかということである。我々にとって、経済のための経済発展は完全なものではない。我々は、経済は人間の全面的発展に貢献するものでなければならないと考える。」とした。
チリ独立民主連合のフランシスコ・ハベル・パレイラ(音訳)氏は言う。「中国に来れば、それまでの自分を変える多くの概念に出会うことができる。」彼は、共産党指導国家である中国が、中央集中制の計画経済を採用していないことは非常に興味深いことだという。「ここでは、多くの中国の視点で物事を考える概念に出会えた。」更に「私は今回の中国訪問を通して、中国共産党が“民主”という言葉を用いて国際基準に適合しようとしているのか、それとも、これこそが自身の民主、国民参加方式だと考えているのか、知りたい」とした。
コロンビア国民統一党のポーラ・ムニョス(音訳)氏は、次のように語る。「我々は、全ての国家の人民がみな自身で政治制度を選ぶべきだと確信し、中国共産党も人民の生活の質を改善することをその目標にしていると考える。」また、中国が短期間の間に改革を行い、人々の需要を満たしたことは、非常に大きな経験であるとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月13日