温総理、上智大の野球部に返信 「楽しいひと時が懐かしい」
温総理、上智大の野球部に返信 「楽しいひと時が懐かしい」。 在日本中国大使館の程永華大使は13日、中国の温家宝総理からの返信を上智大学の高祖敏明理事長に手渡した…
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「背番号35番」から返事が届いた----。
在日本中国大使館の程永華大使は13日、中国の温家宝総理からの返信を上智大学の高祖敏明理事長に手渡した。上智大学3年生の学生らが、たどたどしい中国語でつづった手紙を温総理に送ったのはわずか半年前のこと。これほど早く返事が来るとは、学生たちは思ってもいなかった。
「温総理と野球をまたしたいです」----。
学生たちは真心を込めた言葉で手紙をつづった。宛先は中国の温家宝総理。上智大学の学生、前田和範さんは「温総理と野球交流をしたことは一生忘れません。ありがとうございました」と記した。
昨年5月31日、日本を訪問した温総理は上智大学を訪れ、同大野球部の学生らと野球を楽しんだ。温総理と野球には深いつながりがある。2007年の訪日でも、立命館大学の学生らと野球を通じて触れ合った。その際、中日国交正常化35周年にちなんだ「背番号35番」をもらっている。
昨年開催された上海万博に、上智大学野球部から部員15人が招かれ、話題の中国館をその目で見た。そのうちの一人、3年生の堀静香さんは、中国を訪れたのも、万博を見学したのも初めて。上海万博の素晴らしさに感銘を受けたという。上智大学の学生らは感謝の気持ちを伝えようと、温総理に手紙を送った。
今年5月5日、温総理は北京で自ら筆を執り返事を書いた。「心のこもった素敵なお手紙をいただき、非常に感激しています。皆さんの温かいお言葉と笑顔の溢れた写真をみていると、一緒に野球で汗を流した楽しいひと時がよみがえってきました。とても懐かしく思います」
程大使は「温総理と学生の野球交流によって、上智大学と中国の間に友好の種がまかれ、その種が日本の若者の中に芽吹いていくことを願っている」と語った。
「人民網日本語版」2011年5月13日
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13日、程大使(写真左)が温総理からの返信を高祖理事長(右)に手渡す様子。 |
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31日早朝、上智大学の学生らと野球をする温総理。 |
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