日本誌:中国が2049年までに「月面軍事基地」建設

日本誌:中国が2049年までに「月面軍事基地」建設。 中国北方工業公司が最近、月面資源を調査する研究所の設立を発表したが、これについてこの専門家は、「銃砲や戦車を製造する北方工業が、今度は月面資源の研究と月面移動車の開発に乗り出した。中国は月面に軍事基地を建設しようとしている」と話す…

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発信時間: 2011-05-19 14:28:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の隔週誌SAPIO(サピオ)は 5月25日号で、「2049年『月面軍事基地』建設で宇宙の米中軍事力は逆転する」という文章を発表した。内容は次の通り。

中国は03年と07年に有人宇宙船の打ち上げと衛星攻撃兵器(ASAT)実験に成功させ、想像を絶するスピードで航空宇宙分野に進出している。米専門家は中国の宇宙航空および軍事技術開発への警戒を呼びかけている。

◆宇宙技術を利用した軍事的意図

03年10月に有人宇宙船「神舟5号」の打ち上げに成功した中国は、米国とソ連に続き、有人宇宙飛行に成功した国となった。さらに独自に開発した衛星測位システム「北斗」、偵察衛星、資源探査衛星、環境観測衛星など様々な人工衛星の打ち上げにも成功している。こうしたことから中国が宇宙を拠点とする武器開発を積極的に推進していると判断できる。

◆衛星攻撃兵器のねらいは「米国阻止」

1991年の湾岸戦争、03年のイラク戦争で、米軍は宇宙技術を利用して驚くべき成果をあげた。そして中国軍はいかに衛星情報を有効利用するか米軍の作戦から学んだ。以降、中国は「ハイテク条件下の地域戦」から「情報化条件下の局部戦」へと戦略調整した。

中国が07年1月に行った衛星攻撃兵器実験の目的は明らかに米国を阻止することにあると米専門家はみる。「この実験の意図は、米中両国で軍事衝突があった際、中国が米国の衛星を妨害或いは損傷するだけでなく、相手の衛星を完全に破壊する能力を備えていると証明することにある。2010年、中国は衛星攻撃能力を証明する別の実験を行ったが、実験技術自体もさらに高まっていた」。

◆月の軍事利用が長期目標

同専門家はさらに、中国は2020年までに有人宇宙船を月に打ち上げ、2049年までに月に軍事機能を持つ基地を建設する計画だと強調する。

中国北方工業公司が最近、月面資源を調査する研究所の設立を発表したが、これについてこの専門家は、「銃砲や戦車を製造する北方工業が、今度は月面資源の研究と月面移動車の開発に乗り出した。中国は月面に軍事基地を建設しようとしている」と話す。言葉を換えると、中国の宇宙戦略の長期目標は、月を軍事利用することにあるといえる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月19日

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