NATO・北大西洋条約機構の報道官は20日、ブリュッセルで、「リビアでのNATOの軍事行動は確実な進展を収めた」と述べた。
ロメロ報道官は記者会見で、「NATOの権力機関であるNATO理事会は今週、会議を開き、リビアでの軍事行動の進展について討議した。会議で、加盟国とパートナー国の代表はいずれも、NATOの軍事行動は確実な進展を収めたと見ている」と述べた。
これまでに、NATOがリビアでの軍事行動の指揮権を引き継いでから、7週間も経たが、予想通りの結果にはならず、リビア情勢は膠着状態に陥っていると見られた。
同日、アメリカ国防総省は、「これまでに、リビア反政府武装勢力に12万セットのインスタント食品を提供した。また今後、さらに多くの物資を提供する予定だ」と明らかにした。
伝えられたところによると、アメリカが提供した食品は10日に、ベンガジに運ばれた。今後数週間内に、アメリカはまた、リビア反政府武装勢力に医薬品、テント、軍服、防弾チョッキなどを提供する予定。
「中国国際放送局 日本語版」 2011年5月21日