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日増しに緊張になった南中国海の情勢
南中国海の情勢が緊張する中、中国海軍は同区域で「環海南島海上実弾演習」をはじめ、慣れない海域での水陸両用装甲車の浮航、積卸演習を行った。鳳凰衛視が伝えた。
中国海軍はこのほど、海上保安当局や海上監視当局と合同で海南島沖での軍事演習を初めて行った。3日3晩の演習では海軍が各当局と合同で、潜水艦や揚陸艦、巡視艇といった各種艦船14隻のほか、戦闘機2機を出動させ、対潜パトロール、揚陸輸送、島礁の保護と商船護送を訓練し、海上実践という条件の下、突発事態への部隊の対応力を強化した。
「解放軍報」によると、広州軍区南海艦隊某陸戦隊の戦車が6日午後、遠くから駆けつけ、慣れない海域で雨風の中、水陸両用装甲車の浮航と積卸訓練を行った。
これまでは悪天候や慣れない海域での訓練に、度々中断を余儀なくされていたが、今回部隊は揚陸艦と協力することで、さまざまな複雑な条件を克服する方法を見出したいと考えている。
一方、中国軍はインドネシア軍の特殊部隊と現在、同国のバンドンで合同訓練を行っている。両軍が合同訓練を実施するのは初めてで、具体的な交流と協力を促進し、両軍のテロ対策能力を向上するのがねらいだ。中国側は69人を派遣、合同訓練は今月4日から18日まで行われる。テロ組織に人質が誘拐されたと想定して、人質救出などを重点とするテロ対策を実際に訓練する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月17日