国連安保理は17日、ニューヨーク国連本部で、パン・ギムン務事務総長の再任を認める決議を拍手の方式により全会一致で採択し、国連総会に推薦した。
安保理の決定に基づいて、パン・ギムン事務総長の次期任期は2012年1月1日から2016年12月31日までとなる。国連の事務総長については、安保理の推薦を受けて国連総会での正式な可決が必要となる。このため、国連総会は近いうちにこの推薦に対する投票表決を行うということである。
パン・ギムン事務総長は訪問先のブラジルでこの安保理の推薦に感謝する意を示し、「事務総長を務めたこの4年半の間に、私は国連の各加盟国および安保理と密接に協力し、平和、安全、発展および人権など重大な国際問題で大きな進展を収めた。同時に、未来に直面する巨大なチャレンジをも意識した。21世紀において、国連は異なった形のさらに踏み込んだ方式で運用すべきだ。私は『国連憲章』の原則を踏まえて、加盟国との協力を続けていく」という声明を発表した。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年6月18日