外交部の洪磊報道官は23日の定例記者会見で、「日米同盟は特殊な条件下でつくられた二国間のもので、二国間の範囲を超えるべきでない」と強調した。
先日行われた日米安全保障協議委員会(2プラス2)で発表された共同声明で、「中国は地域の安定維持において責任感ある建設的な役割を果たすべきだ」とされた。これに対する中国側の反応について、洪磊報道官は以下のように語った。
関連の報道を耳にしている。日米同盟は特殊な条件下でつくられた二国間のもので、二国間の範囲を超えるべきでない。中国は地域の平和と安定の維持者、地域の相互協力の推進者という一貫した立場を堅持している。関連国がこの事実を尊重し、責任ある態度で地域の平和と安定の維持、相互信頼を高めるのにプラスとなる行動をとることを望んでいる。
中国は『南中国海各方行動宣言』を非常に重視し、地域の安定維持、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の相互信頼の増強に重要な役割を果たし、『宣言』を厳格に守ってきた。
来年開かれる第1回中米アジア太平洋事務協議については、中米はアジア太平洋地域における共通の利益を絶えず拡大し、必要であれば事務協議に専門のルートを構築し、同地域の情勢と各自の政策に対する意見の交換、両国のアジア太平洋地域における協力の計画と推進、矛盾や相違の適切な処理、中米のアジア太平洋地域における良好な相互作用の構築に取り組む。これはアジア太平洋地域の平和、安定、発展にプラスとなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月24日