温家宝総理は26日、英バーミンガムで上海汽車の全額出資子会社MGモーターを視察した。同社は欧米先進国で量産、販売する初の中国系自動車メーカー。2005年に中国企業の傘下に入り、現在英国人400人が勤務している。温総理は展示・技術センターで説明を受け、中英両国の社員と親しく話を交した。続いて組み立て現場を訪れ、生産ラインを見学し、新型車MG6のラインオフ式典に出席した。
温総理はその場で「MG6プロジェクトは『英国で設計し、中国で生産し、英国で組み立てる』斬新なモデルを打ち立て、中国の資金、労働力、市場と英国の技術、管理ノウハウを有効に活用し、相互補完を実現している。中英友好協力のまた新たな成功を示すものと言える」と語った。
また「中英の企業界がたゆまず潜在力を掘り起こし、相互尊重、対等、互恵・ウィンウィンの精神に基づき、協力を強化し、一層の成功を目指し努力することを希望する」と述べた。