資料写真:1989年11月に服役し始め、昨年に沈没した韓国哨戒艦PCC-772「天安」
資料写真:延坪島砲撃事件
昨年は朝鮮と韓国の間で緊迫が走った韓国哨戒艦「天安」沈没事件と延坪島砲撃事件が発生したにもかかわらず、韓国が行った最新の調査では、韓国の若者は日本を最大の敵と見なしていることがわかった。ちなみに朝鮮は2位、米国が3位だった。また多くの若者は朝鮮の「武力挑発」事件が再び起きた場合、韓国は強硬な態度を取るべきだとの見方を示した。25日付けの「環球時報」が伝えた。
韓国の有力紙・京郷新聞によると、韓国青少年未来リーダー聨合とテーィンゴラメディアが24日、全国400 余りの学校で中高生2500人を対象に行った「青少年の国家観・安保思想」に関するアンケート調査の結果を発表した。韓国の主な敵はという質問に対し、44.5%が日本だと答えたという。 この質問では朝鮮22.1%、米国19.9%、中国12.8%、ロシア0.6%の順だった。
韓国紙・東亜日報は、韓国の若者が日本に最も脅威を感じている理由は、日本が歴史を歪曲したり、独島(日本名・竹島)の領有権を主張していることに、若者の日本に対する見方が悪化したと解説した。
天安艦事件が勃発した理由を聞いたところ、朝鮮の「武力挑発」が63.5%、「わからない」が12%だった。3.8%は「船体が暗礁に衝突したから」と答えた。
再び朝鮮の武力挑発があった場合の韓国の対処法については、59.6%が「即刻軍事行動を含めた強硬な対応をとる」とした一方、27.7%は「穏やかな対応を取り、太陽政策を進める」、12.8%は「わからない」と答えた。
興味深いのは、多くの若者が開戦に強硬な態度を示した一方で、「韓国で戦争が起きた場合、あなたはどうする?」という質問に、58.8%が「海外に逃げる」と答え、「参戦或いは協力する」と答えたのはわずか19.5%だったことだ。「韓国に残る」という若者も21.6%に過ぎなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月27日