中国共産党創立90周年を祝う大会が7月1日北京で開催され、中国共産党中央委員会の胡錦涛総書記は「中国共産党はより確固たる自信と態度を持ち、有力な措置を講じて、腐敗の予防、懲罰システムづくりを推進して、断固として腐敗の取り締まりを実行していく」と強調した。
また、胡総書記は「中国共産党が歩んできた90年の歴史から、腐敗の効率的予防と懲罰は、国民の信頼と党の存亡に関わり、終始しっかりと貫く重大な政治任務でもあることが分かった」と述べた。
胡総書記は「現在、腐敗の取り締まりの情勢は依然として、厳しく、難しい。中国共産党は必ず警鐘を鳴らし続け、腐敗との闘争の長期性や複雑さ、困難さを十分認識したうえで、腐敗を取り締まり、廉潔を唱えることを重要な位置に置かなければならない」と強調し た。さらに胡総書記は「手中の権力は人民に与えられたもので、人民の利益のために使うべきだ。権力の行使は人民にサービスを提供するとともに、人民からの監督を受けなければならない。権力を個人、または少数の人々の利益を図る道具にしてはいけない」と各級の幹部に要求した。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年7月1日