◇ワリヤーグに奉仕
外観を見ると、88号はまるで人に居住生活を提供する大型客船のようだ。
ワリヤーグ号に奉仕するための船舶であることは確かだ。ワリヤーグが出港後、乗船できない人員が随行するということだ。可能性としては、試験航行の際、多くの研究者を伴う可能性が最も高い。
しかし大連港に停泊している同船が未完成であることは明らかで、投入までにはまだ時間がかかると思われる。そのためワリヤーグもこの短期間に出港することはない。
ワリヤーグの試験航行は7月1日だという予測が外れ、次は8月1日だと予測されている。しかし作業員の他、軍艦上や大連港で水兵の姿を見ることはない。つまりワリヤーグの部隊はまだ航空母艦に乗り込んでいないということだ。
米軍の経験からすると、海軍数千人を空母に配備、調整するのに10日以上かかる。さらに88号に測定機器や人員を配備しなければならない。こうしたことから計算して、8月1日はまず無理だろう。「祝いの品」としては、10月1日の国慶節が最もふさわしい。
水兵らがワリヤーグに乗り込めば、再び注目を集めるのは間違いない。しかし、この短期間にそれが実現することはおそらくないだろう。
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「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月11日