【新華社北京8月7日】「根拠のないことばかりで、冷戦思考を暴露―中国の専門家、日本の新版『防衛白書』の『中国脅威論』喧伝を読み解く」と題する記事を配信した。内容次の通り。
このところ、中国外務省、国防省が続けざまに日本の新版「防衛白書」について態度を表明、中国関連の内容に強い不満と断固たる反対を表明している。中国の専門家は、日本が根拠のないことを言って中国の発展を指弾していることは、その「ゼロサム・ゲーム」の冷戦思考と東アジア地域の「ソフト覇権」を維持する企てをすっかり暴露したものだとみている。
2日に発表されたこの2011年度「防衛白書」で、日本政府は「中国」を独立の1節で取り上げ、その中で中国の海上行動がたえず拡大し、常態化していると指摘、さらに中国の姿勢を「高圧的敵対的」と表現している。
日本のこの言葉は中国の強い不満をかった。3日夜、中国外務省の馬朝旭報道官は、白書は中国の国防整備についてあれこれ言い、無責任な論評を加えていると述べた。4日午前、中国国防省は「断固たる反対」を表明、白書の「中国関連の内容が『中国脅威論』を盛んに喧伝しているのは、下心をもったものだ」と述べた。