中国が航空母艦計画を発表したことに日本は最も強い反応を示しているようだ。日本の防衛相は7月29日、中国の空母には透明性がなく、「そもそも何に用いるのか」明確ではなく、「地域を緊張させる要因だ」と非難。その前日、官房長官も似たような発言をしている。日本人は中国が詳細な空母建造伺い書を示さなかったことに腹を立てている様子だ。「環球時報」が伝えた。
中国が建造する空母は「何に用いるのか」。いずれにせよ、綿花を運搬する、あるいは小麦を輸送するためでないのは確かであり、初の空母は「科学研究と訓練の場」となり、パラシュート隊を訓練するためでないのも確かだ。空母に装備するのは作戦機であり、遠方まで飛行して攻撃、爆撃することができる。これらはいずれも明白であるのに、中国国防部の「透明性」が必要だろうか。北京の軍事筋がこれらは小学生でも語れる道理だ、と言うのを避けているのは、東アジアの平和の誠意ある維持に対する中国の一種の表現方法なのである。
日本の様子を見ていると、中国の軍事筋に日本に対処した具体的な空母使用計画といったものがあるのか、非常に知りたくなる。第1に、彼らは性急しすぎる。空母はまだ進水しておらず、真の戦闘力を持つにはさらに時間が必要であり、今はいかに具体的に空母を中国の戦略的威嚇の道具にするかを真剣に設計する時ではないだろうか。第2に、中国がいかに空母を使用するかを詳細に検討する時が来たとしても、中国に空母巡航の航路図とタイムスケジュールを随時、予備を用意して日本に一部を手渡す義務があるだろうか。
日本は常に中国海軍の「戦略的意図」が何であるかを問い、中国艦隊は「何のために」第1列島線に進出するのか繰り返し問い、現在はより絡みつくように中国の空母は「何をする」のに用いるのかと聞いてくる。彼らは中国を念入りに仕組んだ「陰謀」に沿って行動し、中国の1歩、1歩が精確なステップを貫くその中の1つだとイメージしている。当時の軍国主義日本も真にこうしたのだろうが、中国は違う。