中国などに日本に軍事の透明性を要求する権利はある

中国などに日本に軍事の透明性を要求する権利はある。 日本は再三、「中国脅威論」を宣伝し、中国に軍事の透明性を要求しているが、実際、中国はすでに力の及ぶ範囲で最大限度の透明性を示してきた。日本は中国に軍事の透明性を要求すべきではない。むしろ中国とその他のアジアの国々にこそ日本に軍事の透明性を要求する権利がある…

タグ: 防衛白書 軍事 透明性 空母 脅威論

発信時間: 2011-08-05 16:14:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文=中国軍事科学学会副秘書長の羅援少将

日本は8月2日、2011年版「防衛白書」を発表。これまでと同様、白書はことのほか中国に関心を寄せており、ページ数を大幅に割いて「中国脅威論」を誇張したり、中国とその周辺国との関係を裂こうとしたり、緊迫した雰囲気を煽り立てようとしている。「解放軍報」が報じた。

周知の如く、第2次世界大戦の間、中国は日本による戦争の最大の被害国だった。日本が自らの侵略の歴史を反省しないどころか、たびたび白書の中で中国は日本の脅威だとうそぶくその目的は、決まってつある。第1は、国内の視線を移し、ナショナリズム的感情を煽るため、国内矛盾の原因を中国になすりつける。第2は、平和憲法に違反することと軍事力の拡充を覆い隠すため、軍事関連工業への資金投入の拡大にその口実を求める。第3は、ある覇権国家に迎合して中国を包囲する必要から、一部周辺国を言いくるめてアジア版「小さな北大西洋条約機構(NATO)」を作ろうとするなどだ。

日本は再三、「中国脅威論」を誇大に宣伝し、中国に軍事の透明性を要求しているが、実際、中国はすでに力の及ぶ範囲で最大限度の透明性を示してきた。もし日本の政治家が聞いてもまだ分からないなら、知りながらとぼけた真似をするあの者たちに、われわれはより簡明直截に言う。「中国が国防を進めるのは、第1に国土を守るため、第2に人を守るためである」と。先ず、われわれは自らの国家主権と領土保全が侵犯されないようにする必要があり、自らの国土の安全を確保しなければならない。次に、われわれは人類に甚大な災難をもたらしたあの戦争震源の地が息を吹き返すのを防ぎ、戦争の狂人を防がなければならない。これはアジアの人々にプラスであり、日本の人々にもプラスである。

中国は隣国と友好的で、隣国をパートナーとする周辺外交方針を掲げ、また防衛的な国防政策を掲げており、われわれの国防の近代化が現在も、また将来もいかなる国にとって脅威となることはない。中国には「人を害する心は有ってはならず、人を守る心は無くてはならない」という古訓がある。

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