外交部副部長、独誌シュピーゲルのインタビューに応じる(全文)

外交部副部長、独誌シュピーゲルのインタビューに応じる(全文)。 中国が発展したことを認め、中国の多くの庶民が貧困を脱したことを認めるのなら、中国の行ったことが確実に正しいことを認め、異なる政治制度の存在も認めなければならない。西側諸国は自らの制度のみが実行可能との狭隘な考えを抱いている。あなた方の国ではそうなのかもしれないが、最近の金融危機で明らかになったように、西側の体制にも問題は生じるのだ…

タグ: 外交部 空母 軍事費 民主 ハイテクヘリ

発信時間: 2011-08-25 11:32:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

外交部の傅瑩副部長(外務次官)はこのほど、ドイツ誌シュピーゲルのインタビューに応じた。

----中国のように、西側をこれほど夢中にさせると同時に、これほど警戒を抱かせる国は少ない。中国初の空母もすでに海へ出た。なぜここまで軍事力を強化する必要があるのか?

中国初の「空母」の試験航行は人々を奮い立たせる出来事だ。これは中国人民の宿願であり、国防力発展の自然な結果でもある。だが、いわゆる「空母」は買ってきた艦体に過ぎず、改修を経て主に科学研究と訓練に使用されるが、完全な意味での空母には程遠い。中国はこの分野で他国との間にまだ大きな開きがある。

----軍事費の増加より重要な予算の使い道があるのではないのか?

国防力の発展は多くの事業に道を開いている。中国の最重要課題は依然として経済成長、生活水準の向上、富の公平な分配だ。私の娘は中国で最初の、飢餓を経験したことのない世代であり、これは大変な進歩だ。中国の軍事力へのあなた方の懸念は、時代後れの二大陣営イデオロギーの対立思想の影響を受けているように見える。米国やフランスなど同盟国の空母保有には安心するのに、中国の場合は空母を一隻保有しただけで懸念するのだ。

----自国の利益を守るために、中国はどこまでやるのか?例えば南中国海の主権争いでは、相当声高な時がある。

われわれは領有権主張国との対話を継続しており、2002年には「南中国海における各国の行動宣言」にも調印した。なぜ今になってこのように大騒ぎをするのか、われわれも困惑している。もちろん、これは口頭の争いに過ぎず、重要なのは南中国海の航路が依然平和かつ滞りなく、戦争も衝突も起きていないということだ。

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