双方は両国が既存の取り決めに基づき、司法と法執行分野で良好な交流・協力を進めていることを前向きに評価した。双方は法的手続きを積極的に履行し、「刑事司法協力条約」の早期発効をはかり、「犯罪人引き渡し協定」交渉の早期開始を探り、麻薬売買、人身売買など国際犯罪の取り締まりで協力を強化する用意のあることを改めて表明した。
両国指導者は海上係争について意見を交換し、海上係争が両国の友好協力の大局に影響を与えてはならないと確認した。両国指導者は平和的対話を通じ、係争を処理し、引き続き地域の平和、安全、安定を守り、良好な経済成長環境を築くことを改めて表明した。双方は中国とASEANが2002年に調印した「南中国海各国行動宣言」の尊重、順守を改めて表明した。
両国指導者は20年間の中国ASEAN関係の進展に満足を表明し、アジアの将来の地域枠組みの性格と形を討議する際、ASEAN主導の原則を堅持しなければならないと改めて表明した。
双方は国連、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、アジア欧州会議(ASEM)、世界貿易機関(WTO)、国連気候変動会議およびその他地域、多国間組織での協調、協力を一層強化することで合意した。
「新華網日本語」より 2011年9月2日