中日韓3カ国による協力事務局が1日、韓国の首都ソウルで活動を開始した。初代事務局長には韓国の元外交通商省国際経済協力大使の申鳳吉氏が就任し、中国の元外務省アジア司朝鮮半島事務弁公室主任の毛寧氏、日本の元在韓国日本大使館参事官の松川るい氏が事務次長を務める。
同日、在韓国中国大使館の陳海・臨時代理大使が協力事務局を訪れ、活動開始に祝意を表した。陳氏は「協力事務局の活動開始は3カ国の協議を支え、協力事業の検討と実施を円滑にし、3カ国協力の強化に寄与する」と指摘。申事務局長は「協力事務局の活動開始は3カ国首脳の合意を実行し、3カ国協力を促進する重要な一歩だ。事務局は今後、3カ国協力の推進に尽力するとともに、中日両国の在韓大使館と緊密な連絡を保っていく」と述べた。
協力事務局は2010年12月の「三カ国協力事務局の設立に関する中日韓政府の合意」に基づきソウルに設立される常設の国際組織で、3カ国協力の推進を目指す。
「人民網日本語版」2011年9月2日