「中国外交の成長の喜びも悩みもみなさんと分かち合いたい」----。外交部の1日の定例会見の終わり近くに、劉為民氏が報道官として初登場した。「中国新聞網」が伝えた。
1983年の外交部報道官制度発足以来26人目の報道官となる。外交部の報道官はこれで馬朝旭報道局長、姜瑜報道官、洪磊報道官、劉為民報道官の4人体制となる。
1日は外交部の定例会見が週2回から週5回になって初の会見。この特別な時期に報道官に就任したことを劉新報道官は光栄に感じ、「この改革そのものが中国外交の自信の表れだし、中国の外交政策および国際問題に対する見解への理解を外部に深めてもらいたいとのわれわれの願いを示すものでもある」と述べた。
馬報道局長は劉氏について「欧州問題を長く担当し、海外駐在経験が豊富だ。在英中国大使館の報道官も経験し、この方面の仕事に精通している。記者と打ち解けてつきあい、楽しく協力できるはずだ」と評する。
劉新報道官は今年43歳。1991年に外交部に入り、領事司、在モーリシャス中国大使館、西欧司、駐EU中国代表部の職を歴任。2006年から2010年まで在英大使館参事官、2010年に帰国後は外交部新聞司参事官を務めた。
「人民網日本語版」2011年9月2日