【新華社北京9月2日】中国国防部の楊宇軍報道官は31日の定例記者会見の席で、西南諸島における日本の軍事力増強について記者の質問に答え、日本が隣国との相互信頼を深めることに有益なことに取り組むことを望んでいると語った。
防衛力を増強するために、日本政府が沖縄県の与那国に沿岸監視部隊を配備することを計画し、防衛省が石垣島と宮古島に国境警備部隊を配備する問題を研究していることについてコメントを求められた楊報道官は次のように述べた。
我々はその報道に留意している。歴史的な原因によって、日本のどのような軍事的動向も、アジア各国の関心と懸念を呼ぶことは必至だ。日本は西南諸島における軍事力の増強について説明すべきだ。中日双方は戦略的互恵関係を促すために努力しているところだ。そのために日本は積極的に努力すべきで、その逆のことをやるべきではない。日本が歴史を鑑とし、慎重に行動し、隣国との相互信頼を深めることに有益で、地域の平和と安定を守ることに有益なことに取り組むことを望んでいる。
(新華網日本語)2011年9月3日