現場では大型防護服を装着した救援隊員が産業用ガス検知器で事故現場の不明な気体の定性検査、半定量検査を行い、その種類と汚染物の濃度・範囲を確定した。不明な気体を分析後、隊員は漏えい箇所を強磁性浸透防止器具で封鎖、汚染物の拡散を防止し、漏えいした物質は緊急処置と回収が施された。
一段落すると、2人の隊員が携帯式浄化装置を使って汚染区域の設備を消毒、他の2人は組立式浄化装置で艦艇表面の汚染除去を徹底的に行った。15分後、汚染除去作業が完了、訓練は無事終了した。
同救援隊は昨年発足、中国唯一の海上NBC緊急対応救援隊で、主に放射性物質や民間の化学毒物のモニタリングを担当している。
発足以来、海上NBC緊急対応救援訓練の大綱と教材を作成、中心となる隊員は専門の学校に派遣し、新装備の使用、メンテナンス、指揮に関する専門的な研修を受け、科学的な訓練を通じてすでに実践能力を備えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月6日