元国家指導者の相次ぐ回想録出版 中国政治の政策決定過程が透明に

元国家指導者の相次ぐ回想録出版 中国政治の政策決定過程が透明に。 中央党校党史部副主任の謝春濤教授は「わが国民衆の民主意識の高まりに伴い、国の重大な政策決定は指導者だけでなく、各個人の生活に密接に関係するものとして、その歴史的背景、内情、およびそれに基づく将来の動向の予測への関心も高まっている」と指摘する…

タグ: 指導者 回想録 政治 政策 透明

発信時間: 2011-09-14 16:48:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

■指導者の著書は増えていく

中国人民大学新聞学院の喩国明副院長は「元指導者が著書を著すことで、情報の開放が進み、政治の透明性が高まっている。これによって一部文書の機密解除が大幅に早まるだけでなく、上層部の政策決定も透明化される」と指摘する。

北京大学科学と社会研究センターの周程副主任は「こうした元指導者はすでに引退しているが、その品格、道義を貫く責任感に変りはない。変化が激しく予測できない国際・国内環境に身を置いていた当時の言動は、大きな環境の影響を受けているが、何年も後になって振り返った時の総括と帰納は歴史研究者にとって重要な史料であり、執政思考を極めて豊かにするもので、社会進歩を促す貴重な財産でもある」と指摘する。

謝春濤教授は「社会発展にともない、政治はどんどん進歩的になり、制限も次第に減っていく。指導者の著書はどんどん増えていくはずだ」と指摘する。

「人民網日本語版」2011年9月14日

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