在沖縄米軍嘉手納飛行場のF-22A戦闘機
日本の野田佳彦新首相は16日の自衛隊閲兵式で、「中国と朝鮮は日本の脅威」との見解を公にした。人々はこれに、日本の「外的脅威論」の誇張宣伝がまた新たな「発作期」に入ったことを知った。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
長年来、日本の内政・外交には「外的脅威論」を「間欠的に」誇張宣伝するという奇妙な現象が見られる。では日本は本当に大きな「外的脅威」に直面しているのか?なぜしきりに「外的脅威論」を誇張宣伝するのか?
■日本の「外的脅威論」の中身
第二次世界大戦終結以来、日本の安全保障環境は一貫して比較的良い状態にある。周辺領土・海洋上のもめ事を除けば、日本本土が武力で脅かされる兆しはなく、核心的利益も基本的に安全かつ平穏な状態にある。それなのに、日本が「外的脅威論」を誇張宣伝する頻度は減るどころか逆に増えている。
実は、日本は「外的脅威論」誇張宣伝の手法に秀でてはいない。日本は以前、朝鮮の衛星軌道運搬ロケットが日本上空を通過したと非難した。だが実際の状況はというと、衛星軌道運搬ロケットが通過したのは日本上空の大気圏外、つまり宇宙であり、国際法上日本の領空ではないのだ。日本の上空は毎日宇宙飛行体が通過しているし、日本が打ち上げた衛星もほぼ毎日他国の上空を通過している。この意味から言って、朝鮮の打ち上げたロケットが日本上空を通過したことを非難するのは、いささかとんちんかんだ。
同様に、中国海軍が太平洋での訓練のため宮古水道を通過したことを非難するのも滑稽な話だ。宮古水道は国際水道であり、中国海軍が国際水道を通過して太平洋へ抜けるのは、国際法に完全に合致する行為だ。
日本の三菱重工が開発したF-2戦闘機