米原子力空母「ジョージ・ワシントン」の現在の母港は日本の横須賀軍港
■日本が「外的脅威論」を誇張宣伝する真の意図
安全保障環境はかつてなく良好で、「外的脅威論」誇張宣伝の手法もかくも拙劣なのに、なぜ日本は「間欠的」に「外部脅威論」を誇張宣伝するのか?日本が「外的脅威論」を誇張宣伝すると同時に何をしてきたのかを見てみるのもいいだろう。
われわれは日本が最近「外的脅威論」を誇張宣伝すると同時に、南中国海紛争に積極的に加わり、航空自衛隊の次期主力戦闘機への交代準備を進めていることを知っている。現政権が米国の同意を得て「武器輸出三原則」を打破しようとしているとの報道もある。このことから日本が「外的脅威論」を誇張宣伝するのは、基本的にいつも狙いのある時だということが見てとれる。
実は日本による「外的脅威論」の誇張宣伝は 根本的に言って、そのかなりの程度が他者に見せるためのものだ。では誰に見せたいのか?日本の長期戦略目標はいわゆる「普通の国」に変わることだ。ではこの目標を実現する過程で、真の障害は誰か?中国か?それとも他の周辺国か?そのいずれでもない。日本がいわゆる「普通の国」へ歩み出しても、隣国にできるのは道義、世論、外交的圧力を加えることだけだ。また中国は一貫して他国の内政に干渉しない外交政策を遂行している。日本国内の発展、変化、打破は中国にとって障害ではない。