中国の温家宝総理は18日、インドネシアのバリ島で開催された第14回東南アジア諸国連合(ASEAN)・中日韓(10+3)サミットに出席し、演説した。
温総理は次のように述べた。世界的金融危機による深層部の影響は現在も続いている。各種の複雑な要素が交錯しているため、世界経済の前途は不確定要素が増し、不安定なものになっている。東アジア諸国は相互に支援し、協力を強め、共同発展をはかり、世界的金融危機に適切に対応し、経済のかなり高い成長と金融の安定を保っており、地域経済の融合は一段と深まっている。ASEANと中日韓の協力は、そのことに重要な役割を果した。程度の違いはあるが、東アジア各国は、経済構造を調整、国民生活を改善、持続可能な成長を実現する能力を強化する大きな任務に直面しており、地域の発展もアンバランスだ。我々はより強力な措置を講じて結集力と発展を促す内在的な原動力を強化し、協力をさらに深めてリスク対応能力と全体の競争力を高め、世界の枠組みが変わるなかで主動的位置を占めなければならない。