温総理は、ASEAN10カ国と中日韓3カ国が次の段階で、以下の分野の協力を強化するよう提案した。
1、地域の貿易の自由化と円滑化を加速する。ASEANの中心的地位を十分に尊重すること、徐々に進めること、各国の関心に配慮することを踏まえて、東アジア自由貿易圏と全面的な東アジア経済パートナーシップの構築を実務的に進める。
2、地域の金融協力のレベルをさらに引き上げる。チェンマイ・イニシアチブのマルチ化合意の有効性を引き上げ、危機予防機能を拡大し、アジア債券市場の構築を積極的に進め、自国通貨債券の発展を促し、地域貿易における自国通貨決済など新しい分野の研究を強化する。
3、東アジア交通ルート建設への資金投入を増やし、東アジア一体化のための基盤を整える。
4、科学技術、新エネルギー、省エネ・環境保護、食糧安全保障、医療衛生分野の協力を強化し、地域の経済成長パターンの転換と持続可能な成長を促す。