中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室の王兆耀副主任(副室長)は18日の記者会見で、「『神舟1号』から『神舟8号』に至る宇宙船の打ち上げ任務には、軍事任務に直接用いるプロジェクトは含まれていない」と強調した。
中国の宇宙開発は透明性に欠けるとする海外メディアの批判について、王副主任は「批判は公平性と責任感に基づいていなければ認められない。打ち上げに際しては記者会見を何度も開き、打ち上げセンターでの取材も国内外メディアに許可している。これは主管部門の開放性と透明性の表れだ」と反論。「米航空宇宙局(NASA)のボールデン局長が昨年訪中した際、宇宙施設や実験施設、打ち上げ施設、宇宙飛行士訓練施設を案内すると、中国の透明性・開放性の高さに感心していた」とのエピソードも紹介し、相互尊重、平等互恵、透明開放の原則のもとで国際的な協力や交流を行っているとの立場を強調した。
「人民網日本語版」2011年11月18日